改修作業のはじまり

最初に見たときは、藪にすっかり覆われていて、家の姿はほとんど分かりませんでした。まるで森の中に埋もれてしまったかのような状態です。

2年前から始めた古民家の改修。
当初は藪で家の全体像が見えない状態でした。

奥に進むと、築100年以上の古民家が、ここに確かに息づいていました。

藪の奥には、屋根の一部が破損した古民家がひっそりとたたずんでいました。
10年以上、空き家だった物件です。

10年間空き家だったこの家は時が止まったかのようです。当時のものがすべてそのまま。

玄関を開けると、立派なソファーと机がそのまま残っていました。
奥の棚には高級なお酒もずらり。

まるで昨日まで誰かが住んでいたかのようなダイニング。調味料などはそのまま残っていました。

まるで昨日まで誰かが住んでいたかのような状態。
冷蔵庫の中にもしっかり食品が残っていました…

最初の半年はひたすら片付け。
それから1年半かけて、コツコツ修復を続けてきました。

雨漏りがあり、壁や床が腐っています。

奥の部屋は雨漏りしていて、一番痛みがひどかったです。
ここは梁と柱をプロの大工さんに直していただき、残りをわたしが改修しました。

2022年に地域おこし協力隊として山口市阿東に移住して、任期が終わったあと自宅を探していたときに紹介してもらったのが、この物件。

かなり傷んでいたんですが、建物の雰囲気と立地が気に入って譲り受けました。
その後、勤務していたNPO法人に売却して、宿泊施設として活用することに。

改修は、ほぼ未経験のわたしが一人でやっています(笑)。
その流れで、完成後は管理人としてこの家に住む予定です。

玄関をあけてすぐは、大きな広い共有スペースに。
天井の立派な梁が圧巻です。

雨漏りしていた部分もこのとおり修復。
昔の面影はもはやありません。

トイレも広く、きれいに改修しました。便器の設置以外はすべてわたしの作業。
ワンポイントの窓は、もともとあったガラスを再利用した手作りです。

協力隊の任期が終わっても工事は終わらず、いまだに作業中。
今は建具を一つひとつ作り直しています。

まだまだ時間はかかりそうですが、少しずつ形になっていくのを見るのは本当に楽しいです。
これからも改修の様子や阿東での暮らしを、ゆるっと発信していこうと思います。
よかったら見守ってくださいね。

みんなの古民家創生舎の代表、廣田和也です。よろしくお願いします。

みんなの古民家創生舎 代表 廣田和也

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