
古民家の再生事業。それはただ建物を改修することだけを意味しません。
現状の様々な問題を解決し、将来にわたって活用される仕組みを作らなければなりません。
今回の取り組みはのその第一歩。
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1. 多くの人が抱える“相続”という現実
少子高齢化が進む地域において、「相続」は多くの人が直面する課題です。
都会で生活している子ども世代にとって、田舎にある家や土地は“資産”ではなく“負債”と感じられてしまいがちです。
- 売りたくても買い手がいない
- 遠方のため管理がむずかしい
- 老朽化して改修費用がかかる
そして最終的には、相続によって家を引き継ぎ、そのまま空き家になってしまう。
これは決して特別な話ではありません。
2. 代々神主が暮らしていた、価値ある古民家
この家は長いあいだ神主の家系が守ってきた由緒ある建物です。
半年ほど前までは、おばあちゃんが暮らしていました。
- 太い梁
- 土壁
- 風が抜ける縁側
- 敷地内には立派な二階建ての蔵
どれをとっても、昔の職人技がそのまま残った貴重な建物です。

目の前には小川が流れ、蛍が舞う時期もあります。
裏手には大きな山があり、畑として再利用できるスペースもあります。
中心市街地からわずか30分。
それでいて自然に囲まれた、落ち着きのある環境。
これほどの条件が揃った古民家に出会えることはそう多くありません。

しかし空き家となり、管理する人もいない。
このままでは朽ちてしまう可能性がありました。
わたしは、この建物は未来に残すべき価値があると強く感じました。
3. 家主が価値に気づけないという現実
実は古民家の価値に気づいていないのは、家主自身であることが多いのです。
ずっとそこにあった建物は、当たり前の景色になってしまうからです。
賃貸や売却を考えても、「買い手なんて見つからない」と思い込んでしまう。
その結果、多くのことが後回しにされてしまう。そして相続が発生するころには、問題が山積みに…
この家も登記や相続の複雑な問題が絡み、
「売りたくても売れない、買いたくても買えない」という状況でした。

4. 家主に価値を再発見してもらう「Re:古民家プロジェクト」
この問題に対するアプローチとして「Re:古民家プロジェクト」という取り組みを始めました。
「かんぬしの宿」はその第1弾です。
大切なのは、家主が価値を再発見すること。
まずは使用貸借契約を結び、私が簡易宿所として活用する形をとりました。
多くの人に宿泊してもらい、価値を体感していただく。
そして改修を重ね、さらに魅力ある古民家を目指していきます。
なお、Re:古民家プロジェクトに関しては、違う記事でお届けしたいと考えております。

5. ひとに興味を持ってもらうための第一歩
まずはこの家の存在を知ってもらうこと。
そして地域の方に理解してもらうことが重要です。
その第一歩として、ガレッジセールを開催しました。
来場者は多くありませんでしたが、地域の方が顔を出してくださいました。
商品を見たり、建物を見学したり、庭木のアドバイスをいただいたり(笑)
友人の協力のおかげで野外ライブも実現。

売上は11,300円。
何より、地域の方に「また来るね」と言っていただけたこと、
そしてライブの素晴らしさが印象的な一日でした。
6. その後、みんなで楽しく交流できた時間
ガレッジセールの二週間後、打ち上げも兼ねて交流会を開催しました。
集まったメンバーはとても多様です。
- 地元の長老と呼ばれるおじいちゃん
- 海外移住経験のあるアメリカ人
- 元協力隊のご夫婦(旦那さんはイタリア人)
- 協力隊時代から応援してくれている仲間たち
- 近所の友人
世代も国籍も違う人たちが、笑顔で語り合う時間。
まさに私がこの宿でつくりたい“風景”でした。

7. ただの古民家再生ではなく、「人がつながる宿」へ
「古民家を直すこと」だけが目的ではありません。
- 地域の人
- 移住者
- 外国の方
- 旅行者
さまざまな人が自然とつながる場所をつくりたい。
それが「かんぬしの宿」の本当の目的です。
今後もイベントや体験企画を開催していく予定です。
人がつながり、笑顔になれる場所。
それが「かんぬしの宿」です。
8. 一緒にこの物語を見守ってみませんか?
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みなさんのご参加を心よりお待ちしております。

